熊谷高幸「自閉症と感覚過敏」の感想まとめ📕発達障害の感覚の不思議

本の紹介
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心身の発達に伴い感覚過敏は緩和されるのでしょうか?感覚過敏について学べる1冊です。

どんな人におすすめ?

自閉症の感覚過敏について特に詳しく知りたい人向けの内容です。

発語を促す方法などについても3項関係のコミュニケーションを通して触れています。

著者はどんな人?

現場で子どもと関わってきた方ではなく純粋に研究者な方のようです。

ですので内容は割と深めです。なのでしっかり納得できる感じです。

本のどこが役立った?

shiro君の障害が告知されて割と初期に出会った本だったと記憶しています。

自閉症者を自閉症者たらしめているのが「感覚過敏」であることをこの本を通して初めてはっきり認識することが出来ました。

今回改めて読み返してみて、当時はスルーしていたLD(学習障害)の記述が目に留まりました。

当時はshiro君は完全無発語だったので読み書きの障害にまでママ的な気持ちが追いついてなかったのですが、小学校に入学して学習面で苦闘するshiro君を見るにつけ改めてLDのベースも感覚過敏であるとの記述が状況の理解に役立っています。

p17「読み書きや計算は多くの感覚や運動機能を同時に働かさなければならない。感覚過敏は感覚がアンバランスなのでそのような統合的な処理が難しくなる。」

とにかく書かれている内容の1つ1つがshiro君の言動にドンピシャなのでやはりshiro君は「the自閉症」なのだと再認識しました。

本日も心因性の腹痛を堪えて登校したshiro君。頑張らせ過ぎないよう環境を整えようと思います。


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