障害のある子供の親になって初めて知った「福祉的就労」についてまとめてみました!
そもそも福祉的就労って何?
福祉的就労とは、
障害者手帳を取得している状態で作業所で働くこと、
一般就労を目指している状態で就労移行支援事業所で訓練や面接の練習などを行うこと、
の2つの状態を指します。
作業所(就労継続支援)って何?
作業所ってキーワードもしょっちゅう聞くようになったんですが、、
最初の頃は作業所がなんなのか全然わかっていませんでした😅
実際に作業所の見学をさせて頂ける機会に恵まれたことから作業所が身近なものに。
「作業所とは就労継続支援事業のこと」です。
作業所には
就労継続B型:B型作業所と呼ばれます。障害基礎年金1級の受給者で就労経験者が対象です。雇用契約がありません。
就労継続A型:A型作業所と呼ばれます。18歳から64歳までが対象です。障害者手帳はなくとも利用できます。最低賃金を満たす雇用契約を結びます。
の2種類があります。
自治体により微妙に定義が異なるようです。色々なサイトに微妙に異なる情報が書かれているのは自治体差を反映している模様です😅
障害者福祉の世界は自治体差が大きいですね😓
B型は障害の程度が重めの方、A型は軽めの方、っていうのが大枠の括りですね。
障害者手帳の重度Aと軽度Bが逆なのも紛らわしいです、、
B型の平均工賃は月15000円、A型は月70000円だそうです。
就労移行支援&就労定着支援って何?
作業所での就労は福祉的就労という障害者総合支援法に基づく就労です。
就労移行支援事業というのも福祉的就労のカテゴリーに属します。
作業所での福祉的就労からステップアップして特例子会社や一般企業での雇用促進法に基づく一般的就労に移行するための職業訓練を受けることのできる事業所のことを指します。
雇用契約はなく基本的に実習で賃金は発生することはありません。
最長24ヶ月間この就労移行支援を受けることができます。
全国におよそ4000箇所の事業所があり約35000人が利用中です。
一般就労への移行率は25%程度とのことです。
この事業所を利用するには療育園や放課後デイと同じく「受給者証」が必要です。
一般就労に向けたトレーニングを行なった後に職場見学や実習、さらに就職活動サポートを経て一般雇用を目指していきます。
就職後は「職場定着支援」が受けられます。
こちらも障害者総合支援法に基づく障害福祉サービスの一つです。
雇用先での定着を目的として就労定着支援員が当人と会社の間に立って相談や助言など必要な支援を行います。
就職後の最初の6ヶ月間は就労移行支援を受けた事業所からこの「就労定着支援」のサービスが受けられます。
その後は当初事業所を継続または別事業所を利用して1年ごとの更新で最長3年6ヶ月間この「就労定着支援」を受け続けることができます。
ジョブコーチ支援って何?
1ヶ月から8ヶ月まで利用できる無料のサービスです。
ハローワークや障害者職業センターを通じて利用します。
さまざまな障害特性を理解したコーチが職場に適応するための能力開発を行います。また企業に対しては障害特性に配慮した雇用管理に関する支援を行います。
配置型ジョブコーチ:地域障害者職業センターに配置されるジョブコーチ。困難度の高い障害のある方が主な支援対象です。
訪問型ジョブコーチ:障害者就労支援を行う社会福祉法人に雇用されるジョブコーチです。
企業在籍型ジョブコーチ:障害者を雇用する企業が雇うジョブコーチです。
就労移行支援&就労定着支援の事業所の紹介
具体的な支援事業所さんをいくつかご紹介します。
atGPジョブトレ:別記事にもまとめましたが関西関東に複数拠点のある事業所さんです。atGP就職支援サービスも併せて運用されており、就職率や定着率が平均の3倍と非常に優秀な事業所さんです。障害種別の支援が受けられます。
ミラトレ:一人ひとりに最適な支援計画 を立てることで「就職率85%」「職場定着率90% (就職後半年)」の高実績の事業所さんです。 障害のある社員1400人超が活躍してる特例子会社でもあり、当事者目線で培った就労継続ノウハウを活かしたトレーニングプログラム が充実しています。
障がいのある方への就労移行支援【パーソルチャレンジ・ミラトレ】
通所の際の交通費が支給されたり、ランチを提供してくれたりと親切な体制が特徴なのがCocorportさん。
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- ビジネスマナー・スキルを身につけられる【座学型講座】
- グループワーク【体験型講座】
- ソーシャルスキルトレーニング【コミュニケーション実践形式】
- ブレインストーミング【考える力を養う】
- WRAP【元気回復プログラム】
といった独自プログラムで就労につなげてゆくことを目指します。
アロマセラピー、ダンス、ストレッチといった気分転換の余暇活動を推進することで働き続ける力を高める取り組みも充実しています。
福祉的就労から障害者雇用の一般就労へ!
就労移行支援や定着支援を利用して就労を継続していく中で見えてくるのが「障害者手帳があれば利用できる障害者雇用枠での一般就労」な訳ですが。
障害者採用でも就職転職エージェントさんを利用することができます!
知的、身体、精神(発達障害、鬱など)の障害種別で案件を検索できるサイトを運営する障害者雇用に特化した全国規模のエージェントさんは7社ほどあるようです。
障害者雇用に特化したエージェントさんについては「課長になりたくないブログ」さんの記事がとても詳しくまとめられています!(まとめ記事はこちら♪)
我が家のshiro君の場合だとまずは高卒資格取得を目指しております。で、そこから専門学校感覚で就労移行支援事業所に通所して一般就労につなげることが目下の目標だったりします😀
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