腸内環境にアプローチして自閉症の症状を改善する研究が進んでいるらしい🧪

自閉症な毎日
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食べ物から自閉症はじめとする発達障害にアプローチしようという研究が色々と行われているようなので調べてみました!我が家の軽度知的自閉症の王子様なshiro君の成長にもプラスになったらいいな♪

水溶性食物繊維の摂取で改善!

感覚過敏や微細運動の苦手さといった特性のために自傷他傷といった易刺激性を示す自閉スペクトラムの症状を「水溶性食物繊維の摂取」で軽減する試みが報告されました!

腸内細菌や腸免疫システムの研究者による報告です。

研究によって自閉症児の腸内細菌は定型発達児と異なりプラウディア菌という腸内有用菌が少ないことがわかってきたそうです!(詳しくは外部リンクの元記事をご確認ください!日経BPさんのオンライン記事になります。)

ASD児には腹痛、便秘などの消化器症状がある

実は、ASD児には、行動やコミュニケーションの障害という中核症状とは別に、腹痛、便秘、下痢、嘔吐、腹部膨満といった消化器症状が併存しやすい。その不快感が入眠困難や頻回の中途覚醒といった睡眠の問題や、かんしゃく、自傷行為の悪化の要因となりうると考えられている。

「慢性的な便秘などの消化器症状が易刺激性を悪化させるのなら、腸内細菌叢を健全な状態に変えることによって、ASD児のイライラ症状を改善できるのでは、と考えた」(井上氏)。

こうして、「消化器症状」に着目し、「食」で腸内細菌叢の状態を改善することで、ASD児の易刺激性という「医」の問題を解決する研究が始まった。

 

腸内細菌叢を変えるための介入試験の候補となった素材が「水溶性食物繊維」だ。水溶性食物繊維は、腸内細菌のエサになり、それによって腸内細菌の数が増えるなどして腸内細菌叢を健全な状態に保つ作用があることが近年活発に研究され、“腸活素材”として話題になっている。

大麦やワカメ・昆布などの海藻、納豆、果物やゴボウなどの食品に多く含まれるため、こうした素材を食事に加えてとらせるのがいい。だが、ここで立ちはだかるのが、大多数のASD児にある偏食だ。

偏食でも水溶性食物繊維を摂るには、、ということで実験に用いられたのは無味無臭で水に溶けやすいパウダー状の水溶性食物繊維(グアー豆由来)!

これをASD児に1日6g摂取してもらったところ排便回数が増加し、同時に自傷他傷や癇癪といった興奮性行動が減少したそう!

自閉症児で少ないとされるブラウディア菌も増加して血液中の炎症性サイトカインも減少したそうです。

脳と腸は自律神経やサイトカインを介してつながり合っているため、このように腸に働きかけることが脳への働きかけにつながるらしいです。

我が家のshiro君も一時は納豆にハマって爆食いしてたんですよね。もしかして体がめちゃめちゃ水溶性食物繊維を欲していたのかもしれません。

ただ現在はブームが去ってしまい納豆を見せても「いらない」と超絶塩対応(⌒-⌒; )

まあ、体が欲してないのかもしれませんね。


利尿薬でASDが改善?

「ループ利尿薬(一般名ブメタミド)」でASDの症状が軽減されるかも、、
という記事がDiamondOnlineに掲載されました。

日本でもむくみ治療に使われている安価な「ループ利尿薬(一般名ブメタニド)」で、ASDの子どもたちの症状を軽減できるかもしれないというのだ。

試験は上海病院に通院している3~6歳のASD児83人を対象に、利尿薬を飲む42人(治療群)、薬を飲まない41人(非治療群)に割り付け、3カ月間経過を観察した。非治療群の2人が、療育の機会を得たため、途中で参加を取りやめている。

効果の判定は、小児自閉症評定尺度(CARS)の改善度のほか、脳の化学物質の変化を測定する「MRS(磁気共鳴分光法)」で、脳内の興奮─抑制系に関係するGABAとグルタミン酸の変化が測定された。

その結果、利尿薬を飲んでいた子どもたちのCARSで有意な改善が認められた。具体的には、反復行動と特定の物事に対する「こだわり」が低下している。

反復行動はASD本人も保護者もヘトヘトにさせる特性なので改善されるのは本当にありがたいことですよね。

副作用として多尿や頻尿(まあ利尿薬ですもんね)、低カリウム血症が起こるそうなので家庭で取り入れるというわけにもいかなそうなのは残念ですが、これからより一層研究が進んでいくと嬉しいです!

水溶性食物繊維に関しては家庭でも摂取可能ですし、もっと言えば食物繊維の多い食品を摂取すれば良いわけですよね。我が家でも出来る範囲で腸活に取り組めればと思っています!

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子育て(障害の為に発達ゆっくり系)に役立つ情報を他にも色々載せていますので他のページもぜひご覧くださいね〜♪このブログを代表する10記事まとめはこちらです♪

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