昨年度に続いて今年度も放課後デイのペアトレに参加しました!本日はその第1回のママの備忘録(復習)です。
ペアレントトレニーニングとは何か?
ズバリ、子供とどう接していくか?良い行動をどう増やしていくか?問題行動を減らすには?について学ぶことだそうです。
応用行動分析(ABA)という心理学の手法に基づいた科学的な接し方で、一人一人異なる子供さんそれぞれにあった接し方を具体的に考えていきます。
応用行動分析(ABA)とは?
アメリカの心理学者スキナーが「心を科学の対象にしよう」と考えました。科学の対象となり得るのは客観的に「見えるもの」です。
しかしながら心は見えません。そこで客観的に見ることのできる「行動」を見ることにしよう、というのが応用行動分析です。
スキナーのオペラント条件付け
鳩をレバーのあるカゴに入れます。このレバーを押すと餌が出ます。レバーを押すと餌が出ることを学習した鳩のレバー押しの行動は増加します。
このオペラント条件付けを人に対して応用したものが「応用行動分析」です。
ある刺激を2人の異なる人間に与えた場合に得られる反応はそれぞれの人により異なります。
強化の原理
ペアトレでは子供の性格や気持ちではなく行動に注目します。
子供が片付け(行動)をして褒め(強化子)られたところ、お片付けを頻繁にするようになった場合を「強化された」といいます。←良い行動を増やす(正の強化)
子供が人を叩い(行動)て怒られ(罰子)たところ、人を叩く行動が減った場合を「罰せられた」といいます。←悪い行動を減らす(負の罰)
これが「強化の原理」です。
褒めたにも関わらず逆に行動が減る場合もあります。お片付けを褒めたら全くお片付けをしなくなった、などは正の罰といいます。
怒られたにも関わらず逆に行動が増える場合もあります。人を叩いて怒られたのに更に頻繁に暴力を振るうようになった、などは負の強化といいます。
介入により行動が増加した場合のみ「強化した」ということが出来ます。
子供にとっての強化子としては以下が考えられます:
ー好きな物(好物の食べ物、おもちゃなど)
ー社会的名誉(褒められる、特権的なポジションを与えられるなど)
ー感覚的な心地よさ(体が心地よさを感じられるマッサージなど)
自分の行動が増えたり減ったりした場合、どのような介入によりその行動が減った(増えた)か考えてみましょう。
子供の行動を「増やしたい行動」「減らしたい行動」に分類しながら考えてみましょう。
昨年度初めて参加してすごくタメになったのですが、実際の生活に応用しようと思うとなかなか機転が効かないところがあったので、今回はしっかり復習していこうと思います!
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