石原幸子・佐久間徹「発達障害児の言語獲得フリーオペラント法」で発語しました!

ペアトレ・フリーオペラント

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二瓶社さんから発売中です。

我が家の無発語系ボーイは本当に無発語でした。唯一発する有意語が「電車」の状態が4歳10ヶ月まで続いたのです。発語だけでなく、言葉の理解そのものがない(と私には感じられる)状況でした。しかし!!!フリーオペラント法を実践したことで発語に成功したんです!

そんな中で出会った本です。

どんな人におすすめ?

とにかく子供に発語を!!!と切実に悩んでいる方!

子供がとにかく言葉を発しない!これはやばいのでは?という状況真っ只中の方に!

発語させる方法が具体的に書かれています!

著者はどんな人?

石原先生は佐久間徹先生のもとでフリーオペラントを実践なさっている方です。兵庫県の療育施設でアドバイザーとしてフリーオペラントの師事を続けておられます。

佐久間徹先生はABA行動分析療法からフリーオペラント法を生み出した偉大な先生です。フリーオペラントとはざっくり言えば無発語の子供でも発語しちゃう発語させ方のことです。

本のどこが役立った?

ズバリ、我が家のshiro君はこの本に書いてあることを我が家で実践した結果、見事に発語することに成功しました!

役立ったどころではないミラクル!

話せない子供を話させる方法が書いてある凄い本です!

その方法をフリーオペラントと言うのですが、めちゃくちゃ簡単に要約すると子供の発する音(無発語の場合なので我が家のshiro君の場合だったら電車の機械音などを口ずさんでいたのでその音)や行動(やたら動き回るのにいちいち着いていって動作をこちらが真似する)を逆模倣することを根気よく続けていくのです。

フリーオペラントとの出会い〜この本にめぐりあった経緯〜

最初はスマホいじいじでネットの記事や情報を見ていたのですが、ネットはある程度見尽くして、さて、、と書店へ向かいました。小さい本屋さんでは発達症関連の品揃えがないので、ビル全部ジュンク堂みたいな超大型店の障害児教育コーナーにある本を(座って読めるスペースとかあるので)とにかく全部読みました。

発達症関連の本は大別して、高機能の場合(発語があるタイプ)がターゲットのもの、
言葉の発達に著しい遅れがある場合(発語がないタイプ)がターゲットのもの、
当人もしくは保護者の体験記の3種類がある印象です。

そしてどちらかといえば高機能ものが多いなあと感じました。あとは東田直樹さんを代表として体験記も多くありました。(この本人による著書はすごく参考になったのでまた別途紹介しますね。)

ほんとに喋らないんだよ!という場合に役立つような本がない!

帰宅してアマゾンで色々な本を検索していたところ、数珠繋ぎでオススメ表示されていく中で偶然にもポンッと現れたのがこの「発達障害児の言語獲得」でした。ポチッと購入して数日後、ポストに投函されたこの本を読んだことが全ての始まりになりました。

ということで最初にご紹介する本はどうしてもこれにしたかった、とっても思い入れ深い名著です。

全くお喋りしない1人の女の子が段々と言葉を獲得していく様子が丁寧に描写されます。フリーオペラント法とは何か、がよく分かります。

私がこの本から得たフリーオペラントの要点

①良い悪いの判断を行うことなく、自然なこと普通のこととしてその子供の世界を丸ごと1回全て受け入れる。ただ深く観察し、その子の言動を全て模倣していく。←この逆模倣はめっちゃくちゃ体力勝負です。子供はとても元気ですから。

②ひたすら①に励むとやがてその子がこちらを模倣してくれるようになる。(こちらが子供の世界に同化する過程でこちら側とあちら側の境界が崩れて同化していくイメージでしょうか、、子の側もこちらの世界を受け入れていってくれるようになります。)

③子供の方が自発的にこちらの言葉を少しづつ模倣していき、徐々に言葉が獲得されていきます。

(以上はあくまで私の解釈ではありますので、実際にこちらの本を読んでみることを強くオススメします。)

非常にシンプルです。シンプルなので誰しもが家庭で実践可能です。シンプルであるが故に奥が深い方法です。

フリーオペラントをやってみた!子供がしゃべった!!

我が家ではこのフリーオペラントを我が子の教育の方針に据えました。
佐久間先生の考え方には物事の真理があるなあ、と深く納得できるものがあったからです。
また、実際問題として言葉のない子が言葉を獲得できる方法がこのフリーオペラント以外なかったということもあります。

数ある自閉症に関するメソッドの中で、唯一この方法だけが実現可能な具体的なものでした。
石原先生と佐久間先生がこの本を出版して下さったことには感謝しかありません。

そしてこの本の内容を実践すること1年、我らが無発語系ボーイも遂に「電車」以外の意味ある言葉を発するようになるのです!
(こちらの様子については少しづつその様子をアップしていこうと思ってます!)

佐久間徹先生のフリーオペラントについては更に深掘りできるもう1冊もぜひ併せてお読みください!


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