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障害ゆえの特性は消そうとしても消えないもの。だったらむしろ積極的に活かす方がお得では?という1冊です。
どんな人にオススメ?
精神科医ってどんな人なんだろう?ちょっと怖い、、を払拭する楽しくて優しくて役立つ情報を求める方に。
ライトエッセイって感じの本なので発達障害とか自閉症とか知的障害とか関係なく面白く読めます。
著者はどんな人?
精神科医の中の精神科医として非常に尊敬されている先生だそうです。
shiroママは無知なのでこの本を読むまで全然存じ上げなかったのですが😅
神田橋先生に診ていただくと確実に良い方向に患者さんが変わるとのことですごいです!
本の内容が素敵なので素晴らしい先生であることに間違いないのでしょう。
本のどこが役立った?
自閉症者の自立には身体の問題を解決することが大切ということで作業療法の活用を勧めておられるのですが、このご本を拝読してshiroママも作業療法って大切そうだなあと思うことができました。そこきっかけで現在は作業療法士さんとの1時間程度のマンツーマンのセッションのある放課後デイを利用しています。
「言葉の世界はどうとでも作れる。だから言葉ではなく身体を見るんだ」という考え方がとても印象深いです。「発達障害者は発達するし、二次障害は治せる。患者の状態を少しでも良くするのが治療者の義務!目の前で苦しんでいる患者さんを何とか楽にさせてあげたい」とおっしゃていて、患者さんに対する責任感がフリーオペラントの佐久間先生と通じる気がします。
この6年間shiro君を通じて関わってきた大人たち(特に福祉や発達、療育関係者)のうち子供に対する自分自身の言動の与える影響の責任を重く受け止めている人間がどれほどいたかと考えると「責任感」の意味と重要性が重いです。
「身体という脳の外の環境を整えてあげれば成長の助けになるんじゃないかな」
「問題行動の中にその人の強みがある。症状の中に潜んでいる能力を活用するの」
以前に本をご紹介した作業療法士の岩永竜一郎さんも登場しており「自分自身で出来たという体験をさせることを感覚統合療法では重視します。子供自身が感覚情報をうまく使って課題をクリアする能動的な療法が作業療法です」と言っておられます。
shiroママは落ち込んだ時には神田橋先生の提唱される「ちょっと死んでみる」養生法を使わせて頂いております😅
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