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夏休みの宿題を通じて気づいたことをまとめます。
1枚の紙に情報が多過ぎる問題
国語と算数の宿題は支援学級の方で用意して頂いたものに取り組みました。
算数は物の絵が描かれていてその個数を数えて横の答えの欄に書くというもの。
shiro君、「1、2、3」と数えて絵を見ながら数えます。で、3個だから横の欄に3を書こうとすると、、次に3ってどんな形だっけ?と思い出そうとします。
考え中。。。。
あれ??答えを記入する欄どこ??と記入欄を見失います。記入欄は真横なんで見失いようがないように思えるのですが、自閉症者にとってはそうではないようなんです。
「ここに書くんだよ」と教えると「あ、あった!」からの「あれ??」と今度は数えた個数が思い出せなくなります。「3個だったよね」と教えるとshiro君は何とか3を記入して1問が終了です。
ママにとって1つの情報であることが自閉症の脳の働きが強過ぎるshiro君にとっては複数の情報らしいのです。
その上ワーキングメモリの働きが良くなくて短期記憶が自由自在に使いこなせない自閉症者は複数の情報の間で行ったり来たりしているうちに直近の数の記憶への道順を失うみたいです。
国語も同様で、ヒトマスに1個のひらがなが白黒で書かれているものを真横のマスに書き写すのですが、まず真横のマスが認識できないよう。
学校ではカラーやイラストの入ったドリルもトライしていたそうですが、やはり色や絵といった情報が増えれば増えるほど書き取りが難しくなっていたようで、そこに気づいた担任の先生が白黒で文字のみのシンプルなドリルに切り替えて下さっていました。
本人の様子
shiroくん本人の様子を見ていると、やはり相当しんどいようです。
頭の中でいろいろな情報が錯綜して混乱して不安になりどっと疲れている感じがみてとれます。
とにかく宿題の紙と鉛筆への拒絶感が強いです。
学校の大変さの9割が人間関係で1割が学習かな?と勝手に思い込んでいたのですが、実際には5割人間関係で5割学習のようでした。
何か学習の困難さをサポートする打開策がないか、ママ側でも勉強が必要みたいです😅
板書の必要性
自閉症者にとっては文字や数字を手書きで書くのは相当に困難な作業であることを改めて実感しました。
ではこの困難さを超えて将来どこまで手書きが必要か考えてみると、、
ー直筆署名が必要な書類への記入
がマストでしょうか?
その場合は氏名住所、電話番号とかですかね?当然ですが氏名住所の漢字も書ける必要がありますね💦
文明の利器キーボード入力という自閉症者の強い味方が定着しようとしている現代社会は有難いです。
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