ABA応用行動分析ペアトレ第4回✏️不適応行動を減らすには

ペアトレ・フリーオペラント
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急激に冬ですね🌨

第4回ペアトレ

今回の大テーマはズバリ

不適応な行動を減らすには?

でした!

shiro君はあまり不適応な行動はしないのですが、、(←親バカ目線??)

不適応行動を叱ってませんか?

「褒める」の反対は「叱る」ではありません。

愛の反対は無関心というフレーズ聞いたことありませんか?

褒めるの反対はむしろ「無視」なのです。

褒められることが乏しいお子さんの中には親御さんの気をひくために不適応行動をしてあえて「叱られよう」とする行動がみられることがあります。

注意引き行動と試し行動

構われる(叱られる)ために不適応行動をとることを「注意引き行動」と言います。構ってもらうことが無意識の目的なので当然ながら叱ることによって不適応行動は増えます。

これと似ているもののやや異なるのが「試し行動」です。お子さんが漠然とした強い不安を感じている状況で不安感から何らかの不適応行動をとることが「試し行動」です。構ってもらう目的ではなく、こんな事をしたら大人はどう反応するだろう?というお試しをする事で自分自身の中の漠然とした不安感を無意識に解消しようとする行動です。

消去手続き

不適応行動に対して反応しない(叱らない)という計画的な無視をすることで不適応行動を減らします。

これを「消去手続き」と言います。

しかしこの消去手続きは危険を伴います。

「消去バースト」といって不適応反応が一時的に高まってしまうのです。しかもこのバーストに耐えきれないと消去ができないばかりか不適応行動が一層強まってしまうのです!

無視を完遂することは非常に難しいのが現実です。

消去手続き(無視)以外にも以下の方法でリスクを抑えながら不適応行動を減らすことができます。

代替行為

類似の行動へ転換するよう導きます。

例えばプラレールを投げるを柔らかいボールを投げるに変えていくなどです。

この場合、子供がボールを投げたら大きく反応し、プラレールを投げたら反応しないようにします。

分化強化

行動の強さによって反応を変えていきます。

子供が強く叩いてきた時には小さく反応し、弱く叩いてきた時には大袈裟に痛がるなどがこれにあたります。

怒りの無意味さ

ここまで見てきてお分かりになるように、躾と称して叱る、怒りの感情に任せて叱る、といった対応はシンプルに効果がないどころか逆効果になり得られるものがありません。

怒りで人を動かし望みを叶える(不適応行動を減らす)ことはできないのです。

このところもっぱら怖い系のゲームを好むshiro君なのですが、不安感が強い性格気質なので案外この不安感の制御というのが無意識に働いているのかもなあと思いました。

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