自閉症児は人の顔を認識するのがスーパーハードらしい件

小学校での毎日
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shiro君が人の顔のパーツを一塊の「顔」と認識するのが苦手な話です。

目が合わない

一番ポピュラーな自閉症あるある「目が合わない」。

実はshiroママはshiro君と目が合わないことがあまりなく、そこまで気になってなかったのですが、、

shiroパパは今でもshiro君と目が合わないことが多いとのこと。

確かにママ以外の人とは目が合ってないことが多いです。

目が合わないのはなぜなのか?

東田直樹さんは著書の中で「目が怖い」とおっしゃってます。東田さんの本を読んで、shiro君も恐怖感があるのだろうか?と観察してみたのですが、その線は薄いような感じがします。

ママ的には「注意が分散されるので視線まで気がまわらない」事と「人の顔を一つのまとまりとして認識するのが困難」な事との2点が原因なのかなと考えています。

療育園などでの様子

帰りのご挨拶をしましょう、ということで靴を履いたりカバンを持ったり、既に複数の動作を並行して行なっており、脳が疲れ始めている中での帰りのご挨拶の場面。

定型発達者にとっては一つの動作に見えるピシッと立って相手の目を見ながらお辞儀をしながら「さようなら」と言うことも、実際には、立つ、見る、体を傾ける、発語する(無発語系にとって最も難しい動作!)、の少なくとも4つの動作をいっぺんに行うわけで、自閉症児にはかなり無理めなアクティビィティだったりします。

改めて振り返ってみると、この挨拶をする系の時が一番目が合っていないのです。

なので、2つ以上の情報処理の困難さが原因の一つなんだろうと推測してます。

顔の認識に困難さがある

こちらは小学校入学してからはっきり気がつき始めたshiro君の困難さです。

正直言ってshiro君が無発語の時代は大変な事だらけすぎて💦逆に特にこの点が困難なのだという事がハッキリしませんでした。

ヘレンケラーのWATERくらいの言語爆発を経て無発語から無発語系に進化して1年半たった今、ここがクリアに。

というのも普通小学校でたくさんのクラスメート達がshiro君に登下校の際は挨拶をしてくれるのですが、、目の前にクラスメートがいても全然「見えてない」んですよね。

少し前まで「shiro君が無反応なのは音の聞こえ方に問題があるからかな」と聴覚の方を原因と捉えていたんですよね。何しろshiro君は無発語だったのでどうしても聴覚メインに障害を捉えていました。

shiro君の脳の機能だと「人の声」へのフォーカス機能が働きづらいようで、常に「物の音」の方が大きく聞こえる、ノイズシャットダウン機能も弱いので自然界の全ての音(定型発達者では自動でノイズカットされるものがされない状況)が聞こえている。よって人の声には反応しづらいわけです。

ただ、それとは別にもう一つ、「人の顔をまとまりとして認識しづらい」障害も併せてあるようなのです。

お友達がもう目の前に立っていて「shiro君おはよう」と言っているのだけどshiro君の方は「なんか聞こえるけど、誰?どこ?」って感じがすごくあるんですよ。いや、目の前にいるけど😅

で、思い出したのが自閉症者は「木を見て森は見えず」な特性があること。shiro君もこの特性が非常に強く出ているのですね。

shiro君の障害のまとめ

ー人の声は聞こえづらい

ー2つ以上の動作を同時に行うのが苦手

ー人の顔をまとまりで捉えにくい

ーミラーニューロンの働きが弱い

療育園なんかでも1年以上同じ空間で過ごしたお友達の名前とか覚えてないなあ、なんて思っていたけれど、そもそも見えてなかった可能性が😅

大人の顔より子供の顔の方が成長に伴う変化が大きいのでより捉えづらいのかもしれません。となるとshiro君はどんな感じで小学校生活を送っているんだろう、、親が思うよりもきっとずっとずっとスーパーハードモードで学校生活を送っているのでしょう。

人生をハードモードでプレイ中なshiro君ファイトだ!

次回は「ムラ食い祭り!一見気まぐれなshiro君のお食事事情とカレーが普通だった話。」です。よろしくお願い致します!

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