不登校になりかけた我が子について考えた記事です。現在は学校行きたくないモードから脱出しました。
支援学級を選んだ理由
普通学校の支援学級に通い始めて3ヶ月が経ったshiro君。初めての行き渋りをうけて、今の学校がベストな選択だったのか改めて考えてみました。
同じ校区にある特別支援学校にも入学前に見学及び個別面談しました。その時点ではまだ支援学校の方が良かったりするのかなあ、オムツだし。とも考えていました。
この支援学校はとても良い学校で面談してくださった先生も大変信頼できる感じの方でした。この先生に言われたのが「支援学校の現状として重度のお子さんに合わせて非常に低刺激な環境にしています。そして残念な部分もあるのですが国語算数の勉強はほぼほぼ目標設定されていないです。shiro君の様子を拝見していると支援学級で普通学校の刺激がプラスに働く可能性は大きいです。小1はチャンスなので最初は支援学級にチャレンジしてみても損はないのでは?」とのお言葉を頂きました。
パパママとしても将来shiro君が精神的経済的に自立した成人になるためには小3までの国語算数が必須だなあと思っている為、信頼するみなさんのアドバイスも加味して現在の支援学級を選びました。
数ある支援級の中で国語算数の個別学習がきちんと行われており、オムツOKだったのが現在の学校の良いところとして頭ひとつ抜けていたのです。
軽度知的障害児にピッタリな学校などない問題
しかしですよ。基本的に関西では各学校に設けられている(関東ではエリアで1校だったりする)支援学級ですが、ママの結論からすると「支援学級はターゲットが曖昧すぎて誰にもフィットしない学級」なんですよね。
知的軽度障害で手帳が取れるレベルまで言葉の発達が遅れている子供には刺激が強すぎてサポートが少な過ぎる環境になってしまうことは間違いないんです。
国語と算数が原学級から抜き取りで個別が原則なんですけど、実際に特別支援が必要な子供にとっては原学級で受ける生活、学活、道徳、音楽、体育なんかの方が原学級に参加する難易度が国語算数で参加するより高かったりするんですよ。
グレーゾーンの子供にも同じくらいフィットしない問題
じゃあ言語の発達度がもう一段階上のグレーゾーンのお子さんや、言語発達に遅滞のない高機能なお子さんに支援学級が合うかというと、、軽度の子より微妙なんだなと。
時々なんですけどグレーゾーン系のお子さんの親御さんとお話しすると「勉強は得意だし好きだから普通学級じゃないと子供が飽きてしまうのだけど感覚の問題があるので音楽に参加させられるのが困る」とかなんですよね。
支援学級も名目上は情緒と知的で分けていても実際は全員同じ教室で同じ授業を受けるのが現在の日本での状況。(私がみたところは全部そうでした。ちゃんと分けてるところって逆にあるのかな?あったらぜひコメントお待ちしてます!)
あともっと意地悪に現実の一側面を切り取った場合、支援学級の意義というのは「通常学級の運営の妨げになる生徒及び教員を取り出せる場所」というブラックな見方もできるんですよね😅実際にそんな感じで問題教職員の処理場所として支援学級を使ってる学校ありましたし。
障害児への福祉はまだまだ改善の余地がある!
重度でなくて定型発達でもない子供が安心して学べる学校はまだない。
ってのが現実なのかなあと思います。
今のところはしょうがないので必死になって少しでもその時のその子供の発達にあった支援級を探すしかない、みたいな感じがありますね。
定型発達者がイージーモードで人生をプレイできるとすると障害児はハードモードで人生をプレイせざるを得ない訳なので、まあ障害そのものがいずれにしても大いなる挑戦であることに違いはないですね。
現在は不登校モードから脱出してご機嫌で登校できてます。きっかけは夏が終わり暑くなくなったこと。そして他の子より得意なこと(音楽)を見つけたことでした。そちらについてはこちらの記事もどうぞ!
次回は「子供に障害を告知するという重い課題にどう向き合おう😅な件について」です。よろしくお願い致します!
コメント